前回『痛みの原因を知ることはもちろん、回復力も大事ですよ！②』では
“プラス”を『回復力』
“マイナス”を『痛みの原因』とした時に
“プラス”が“マイナス”を上回れば良くなって行くし、
逆に“マイナス”が上回れば悪くなるというお話をしました。
そのため良くするためには
“プラス”を増やすか、
“マイナス”を減らす必要があるんですね。
じゃあその“マイナス”を減らすにはどうしたらいいか？
って言うと、
『痛みの原因』を観察する必要があるんですね。
『痛みの原因は痛みの出る直前にある』
これが大事になってきます。
今回は足元に関する痛みの原因を見ていきます。
足元だと外反母趾ですかね？
外反母趾とは、
足の親指（母趾）のつけ根が突き出し、その先の親指が小指側にくの字に曲がってしまう状態のことを言います。
そのため靴を履いていると、
突き出したつけ根の部分が靴に当たって「痛たたた…」なんてことになったりします。
じゃあ「外反母趾ってどうして出るの？」っていうと、
これは足の裏の母趾外転筋（ぼしがいてんきん）という筋肉が弱って骨を引っ張って居られなくなったんで外に出っ張るんです。
母趾外転筋は足の裏にある筋肉（図は右足）
それで、『てこの原理』で付け根が出っ張ると先っちょが内側に曲がっちゃう。
っていうんで、外反母趾という形になるんですね。
要は足の裏の筋肉使っていないと弱って起こるんです。
こういった外反母趾って女性に特に多いですよね？
それは女性の靴って底が硬いからなんです。
ヒールとか。
パンプスとか。
ミュールとか。
心当たりありませんか？
これらの靴って硬いですよね？
しかも硬いうえに、履いてるとつま先立ちになりますよね？
じゃあ、底が硬い靴を履いているということは何を意味するかっていうと、
想像してみてくださいね？
自分の手をかまぼこ板と一緒に包帯でグルグル巻きにして
丸一日固定します。
そして一日経って包帯を取った後、
指はどうなると思いますか？
曲がりやすいですか？
想像したら何となく分かるんじゃ無いでしょうか？
そうですね。
曲がりにくいんです！
それと同じような事が
ハイヒールなど底が硬い靴を履いた時に起きているんですね。
だって、
動かない硬い板の上に丸一日足が乗せられていれば
同じような状況になりますよね？
じゃあ逆に底が柔らかい靴を履いているとどうなるか？
こういった靴は男性に多いと思います。
男性の靴は真ん中から曲がるんで、外反母趾になる男性は少ないです。
なのでスニーカーなどの底が柔らかい靴を毎日履いている人はそんなに外反母趾なりません。
そもそも本来、人間の足っていうのは靴を履くために作られてないんですよね。
砂利道をべたべたと裸足で歩けるように、
指で地面を蹴れるようにそういうふうに指ってあるんです。
でも今は靴を履いている時間が多いです。
スニカーなど柔らかい靴ならまで曲がるんでいいですよ？
でも底が硬い靴を履いてしまうと、
足が固定されてしまい指で地面を蹴れないですよね？
なので足の指を使わなくなり、
足の指を使わないということは足の裏の筋肉は弱ってしまうんです。
足の裏の筋肉が弱るとどうなるのか？
最初にお話ししましたね。
骨を引っ張れっていられなくなるので、骨がどんどん出てくる。
そうして外反母趾になってしまうんですね。
今回はここまでとなります。
はしもと接骨院では症状で悩んでいる方にハイボルテージという電気を使った
「羽田野式ハイボルト療法」という特殊な電気治療を行っています。
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